ロードバランシングをサポートしていますか？

はい、SSLcatは強力なロードバランシング機能を内蔵し、複数のロードバランシングアルゴリズムとインテリジェント接続プール管理をサポートしています。

ロードバランシングアルゴリズム

SSLcatは複数のロードバランシングアルゴリズムをサポートしています：

• ラウンドロビン (Round Robin) - リクエストを各バックエンドに順次配信
• 最少接続 (Least Connections) - 接続数が最も少ないバックエンドを選択
• IPハッシュ (IP Hash) - クライアントIPハッシュに基づいてバックエンドを選択
• 重み付きラウンドロビン (Weighted Round Robin) - 重みに基づいてリクエストを配信

基本設定

複数のバックエンドサーバーを設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - "http://backend1.example.com:3000"
      - "http://backend2.example.com:3000"
      - "http://backend3.example.com:3000"
    protocol: "http"
    load_balance: "round_robin"

重み付きロードバランシング

異なるバックエンドに重みを設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - target: "http://backend1.example.com:3000"
        weight: 3
      - target: "http://backend2.example.com:3000"
        weight: 2
      - target: "http://backend3.example.com:3000"
        weight: 1
    protocol: "http"
    load_balance: "weighted_round_robin"

ヘルスチェック

バックエンドヘルスチェックを設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - "http://backend1.example.com:3000"
      - "http://backend2.example.com:3000"
      - "http://backend3.example.com:3000"
    protocol: "http"
    load_balance: "least_conn"
    health_check:
      enabled: true
      path: "/health"
      interval: 30
      timeout: 5
      retries: 3

フェイルオーバー

フェイルオーバーメカニズムを設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - "http://primary.example.com:3000"
      - "http://backup1.example.com:3000"
      - "http://backup2.example.com:3000"
    protocol: "http"
    load_balance: "round_robin"
    failover:
      enabled: true
      max_failures: 3
      recovery_time: 60

接続プール管理

インテリジェント接続プール設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - "http://backend1.example.com:3000"
      - "http://backend2.example.com:3000"
    protocol: "http"
    load_balance: "round_robin"
    connection_pool:
      max_connections: 100
      max_idle_connections: 10
      idle_timeout: 90
      keep_alive: true

セッション保持

セッション保持機能を設定：

proxies:
  - domain: "app.example.com"
    targets:
      - "http://backend1.example.com:3000"
      - "http://backend2.example.com:3000"
    protocol: "http"
    load_balance: "ip_hash"
    session_sticky:
      enabled: true
      cookie_name: "SSLCAT_SESSION"
      cookie_ttl: 3600

監視と統計

ロードバランシング監視機能：

• バックエンド状態 - 各バックエンドの状態を表示
• 接続統計 - 接続数分布を表示
• 応答時間 - 各バックエンドの応答時間を表示
• エラー率 - 各バックエンドのエラー率を表示

ベストプラクティス

ロードバランシング設定の推奨事項：

• ヘルスチェックを有効化 - バックエンドサービスの可用性を確保
• 重みを合理的に設定 - バックエンドの性能に基づいて重みを設定
• フェイルオーバーを設定 - サービスの可用性を向上
• パフォーマンスを監視 - ロードバランシング効果を継続的に監視

SSLcatのロードバランシング機能により、高可用性のサービスアーキテクチャを構築できます。